理系博士の人生

研究よりも組織論や理系教育に興味がある体育会系工学博士のおぼえがき

就活前にライフプランと生涯年収

おはようございます。

gobostonです。

 

今日言いたいことは一つ。

就活前にライフプランを立てましょう。

 

ライフプランというのは、 結婚、子供、家の購入など人生で起こるイベントの計画を立てたものです。
例えば25歳で結婚し、27歳で子供を一人、29歳で子供二人目、30歳で家を買う。という具合に計画を立てます。独り身ではキャリアプランを立てる方が多いと思います。


このライフプランの重要なことは、自分の望む人生に必要な”お金”を見積もることです。
・子供を小学校から大学卒業まで全部私立だと○○円
・子供2人だと○○円
・家は東京23区内に戸建てだと頭金○○円で月の支払い○○円
・老後は月○○円くらい必要
これを繰り返していくと、自分の人生で必要な金額がわかるので
逆算すると月にどのくらい稼ぐ必要がある、貯金、運用が必要ということがわかります。

 

人間一生涯、稼ぐお金は、だいたい会社の生涯年収でわかるので、生涯同じ会社に勤めようと思えば人生がほぼ決まってしまいます。

 ※ここで簡単に調べられます→http://www.nenshuu.net/
例えば
       日立製作所  三菱商事
平均年収   802万円   1419万円
生涯年収   2億9266万円 4億7679万円         
これをみてどう思いますか?

 

理系の皆さん、毎日勉強や研究を頑張り、二年間大学院に進み、日本のものづくり社会を支えるために製造業に就職した瞬間に1億円くらいのの生涯賃金の差が出てきます。これってなんだか損している気になりませんか??

 

比較対象が商社なので、差が大きく見えるかと思いますが、概して日本の大手製造業のお給料は少ないです。私は製造業に就職しており、やはり金銭面での不足感はあります。しかし、その不足感を満たすほどの研究職は面白みがとても恐ろしいと思うところです。私の研究所でも、仕事が面白いから満足している方は多い印象があります。

 

お給料が安いから就職しないというのも立派な判断です。一人当たりの売り上げや利益が高ければ生産性が高い会社と言えます。

 

今のメーカーは独り身で生きていくには、お給料は十分ですが、家族を養い、好きな教育を受けさせてあげようとすると、やはり足りないかなと思うところです。

 

人生で何を優先させるかなんて言ったら元も子もないですが、

 

理系だし、卒業したら研究者かなってなんとなく思っている方がいたら、一度考えてみてください。

 

以上

 

 

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