理系博士の人生

研究よりも組織論や理系教育に興味がある体育会系工学博士のおぼえがき

もう一度理系の基礎勉強を!最強の力学と電磁気学

おはようございます。

gobostonです。

 

企業で働いてからずっと思うことが

「基礎物理の勉強が超重要」

ということです。これに尽きます。

 

現在の製造業、ほとんどのものが製品のサイクルタイムが短くなっていると思います。その要因にはインターネットによる知識の共有化(論文や特許など)、シミュレーション技術の発達、解析技術の発達によるものだと思います。

サイクルタイムが短くなっている製品の例と言えば、一昔前ですがPCや携帯電話があるでしょう。これは半導体技術に端を発しています。メモリ、CPU、液晶を含め根本には半導体の高密度化が影響しております。

これまでの半導体業界のように、ある意味、製品いか変わる物理現象のフィールドがひとつの分野でカバーできるものであれば、技術者は生きていけたでしょう。

しかし、大企業も取り扱う製品がコロコロ変わらなければならない現状、働く技術者も複数の技術分野に適応できなければなりません。

そこで重要になるのが基礎物理です。

例えば、力学、電磁気学です。大学の1年生で勉強する科目です。あとは数学でしょうか。この3つを理解できていれば、新しい分野を勉強しようと思ったときでも、考えを応用するだけで容易に新しい専門を作ることができます。

 

仕事で扱うような物理現象の根源は力学や電磁気学量子力学などの基礎物理で考えることができますので是非勉強を頑張ってください。

 

ちなみに私は 大学で基礎の物理でつまづいていたので、いい教科書をずっと探していました。

 

そこで見つけたのがこの教科書

阪大で博士号を得て、現在琉球大学で教鞭をとる、前野正弘氏の教科書

よくわかる電磁気学

よくわかる初等力学

シリーズです。

私が勉強で最もつまづいたのが、物理現象をイメージできないことでした。数学の能力がとても低いことが原因で、数式から現象をイメージすることができなかったのです。

この著者、素晴らしいことに、教科書に載っている問題をHP上で、実際にシミュレートすることができるのです。

前野[いろもの物理学者]昌弘ホームページ

なので、全く意味のわからない学生さんでも、なんとなく現象をイメージできるようになります。

私もこの本でようやく、導線を流れる電流がなぜ早いのかわかるようになりました。言い換えの方法がとても良く、理解を助けてくれます。

 

本当にお勧めします。

ただ、物理現象の理解≠テストの成績ですので気をつけてください。

テスト問題を解く場合は、解き方を知らなければなりません。

 

よくわかる電磁気学

よくわかる電磁気学

 

 

よくわかる初等力学

よくわかる初等力学

 

 以上

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