理系博士の人生

研究よりも組織論や理系教育に興味がある体育会系工学博士のおぼえがき

会社は伝言ゲーム、組織には最適なサイズがある『How Google Works』エリックシュミット他

おはようございます。

gobostonです。

 

今日は会社に入って驚いたことトップ10に入ることをお伝えします。

それが「会社は伝言ゲーム」です。

 

伝言ゲームとは文字どおり小学生くらいの頃にやった、あの伝言ゲームです。

先頭から次の人に言葉を伝えて、それを暗記して次の人に言葉を伝えて、、、、

先頭の人が言った言葉と、最後の人が聞いた言葉が同じか確かめるゲームです。

 

会社も同じようなことが多くあります。

社長が言った方針ことを各取締役が聞き、取締役が研究所長などに伝えます。研究所長が各部長に伝え、部長は課長に伝え、課長から自分たちへと流れてきます。

当然現代では伝わってくる「文章」に違いはありません。しかし、その「意図」は正しく伝わりません。大学生ならば学長の言葉を聞いて、その「文章」と「意図」を正しく受け取れる人はいないでしょう。

 

逆もあります。

例えば実験結果が出て課長に報告したとしましょう。ただ、その実験はチャンピオンデータ(同じ実験をした中で最も良い結果)ですと伝えたとします。

しかし、その結果を課長が部長へ、部長から所長へと情報伝達する間に、チャンピオンデータだという記述が消えてしまい、間違って伝わることがあります。

 

こちらは置いていて、前者の伝言ゲームを考えてみると

この問題の根幹は発言者の「意図」を理解していないことにあります。

 

 

私は大学で部活をやっていました。80人くらいの部だったのですが、部員が同じ目標を同じように理解して活動する難しさを実感していました。

 

エリックシュミットの書いた「How Google Works」でも組織の大きさについて書かれており、

「組織の人数はピザ2枚を分けられるくらいがいい」

と言っています。これはメンバーと仲良くなれるくらいの人数が丁度いいと言っています。仲良くなれるということはある程度考えていることがわかるということになると思いますので、「間違った意図で言葉が伝わるケース」がないのだろう。と思っています。

 

日々仕事をしていると大企業というメリットはあるのかと考える機会が多くあります。確かに、株取引で、色んな銘柄を買ってリスクヘッジをするように、赤字部門を黒字部門でトータル黒字にするというメリットはありますが、これって赤字部門は儲けなくてもやり過ごせるので、黒字事業が危なくなると真っ先に人員整理とかするんですよね。

 

大企業がどういった組織になるのが妥当なのかか悩む日々です。

 

答えを知っていたら教えてください!

 

以上

 

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

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