理系博士の人生

研究よりも組織論や理系教育に興味がある体育会系工学博士のおぼえがき

修士+3年 vs 博士の話と後輩育成の話がごっちゃになった(査読前・下書き)

最近はツイ廃になっていて、脳みそが考えたことを半自動的にツイートするまでレベルアップできました。

某氏の大学批判もあり、後輩育成何やったかなーと思い出したことがあるのでぼーっと書きます。

 

後輩の育成をする機会が増えてきたので感想を書きます。

僕がいる会社はいわゆるJTBC(Japanese Traditional Big Companyの略 )で、人数が多く、動きも遅く、保守的な会社です。昇進は年次で大体が決まるし、仕事しない人がいてもさほど詰められないようなイメージです。よく言えば優しい、悪く言えば甘い。

そんな弊社、研究所の研究者は修士以上が普通なので、そういった新人さんの育成を担当しています。

育成といっても、研究所のルール、文書の添削、資料の添削、研究の相談に乗るとか、そんなことをしています。

 

僕が新入社員の頃は文書・資料の添削を散々されて、

「学位論文まで書いたのに一体自分はなんなんだ、自分の学位(博士)は無駄だったのか」

と悲しくなった思い出がありました。

 

さらに今更思い出したのは、自分が学生の頃に博士とった先輩が会社に入り

「学位なんていらなかった、修士で就職すれば良かった」と泣いていました。

 

前置きが長く分かりにくくなりましたが、会社の教育とは

「その会社のやり方をインプットだけ」なんですよ。だから修士卒+3年会社 vs 博士卒新入社員で戦ったら

後者は圧倒的に負けます。サッカー歴3年の人と、素人だけど運動神経抜群の人がサッカーやったら負ける。

みたいな感じです(博士=運動神経抜群と比喩しましたが突っ込まないでください)

なので、気にしないでください。研究を5年以上やると腰を据えてやった経験なんて会社では永遠に得られないのです。

ただ、会社の研究では往々にして、浅い経験を早く回すことが重要なんです。なので、割と修士卒の方の方が有利です。

むしろ深い知識があると、判断材料が増えることになり判断に迷いが出るので、知識の浅い人の方がうまく行くケースが多いです。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

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